人間ドックで肺に影が見つかる。

4年前の人間ドックを受診したとき、肺のレントゲン写真の影があると診断され、再検査を受けることになった。
それまではいたって健康で特に異常も見つからなかったのですごく不安になってしまった。
レントゲン写真よ紹介状をもって呼吸器の専門病院を受診したところ、「がん」の疑いがあると診断された。
医師からの診断結果に茫然としたが。
とにかく早くどうにかしないとと考え家族にも相談せず、精密検査の日程を決めてしまった。
決めてから妻に相談したところ、ひどく怒られた記憶がある。
精密検査は肺の中に内視鏡を入れて撮影と細胞を一部取る内容であった。
気管支から内視鏡を入れるのであるが、のどに麻酔をしていても、あまり効果がなくとにかく辛くて気持ちが悪くなった。
精密検査をしたにもかかわらず、結果は灰色(陽性よも悪性とも判断付かず)であった。
医師と話をしているうちに、だんだん「がん」の可能性が高いと強く言われ、腫瘍の摘出手術をすることとなった。
頭の中は真っ白になり、手術の説明を受けているときには貧血になり倒れてしまった。
執刀医は手慣れたもので、躊躇なく説明し淡々と準備を進めていった。
手術は脇の下のあばら骨あたりを切開し、腫瘍を取り出す内容であった。
手術をして腫瘍を取った結果は陽性腫瘍とわかり、ほっとした覚えがある。
しかし、切開をした部分はひどく傷み、術後の合併症で入院が長引き苦労した。
今は何とか普通の生活ができるようになった。
医学は進歩いたとはいえ、まだ陽性と悪性の判断を手術をしないで完璧にできる医療技術は確立されていないのである。